玄関を閉めた瞬間、力が抜けた
その日は、特別きつかったわけじゃない。
仕事も、大きなトラブルはなかった。
むしろ、周りから見れば「普通の一日」だったと思う。
家に帰って、靴を脱いで、ドアを閉めた。
その瞬間、体の奥に溜まっていたものが一気に落ちてきた。
ソファに座ったまま、しばらく動けない。
着替えもしない。
スマホを触る気力もない。
外ではできていたことが、家ではできなくなる
外にいる間は、なんとか保っていた。
ちゃんと話して、ちゃんと返事をして、ちゃんと立っていた。
でも家に帰ると、急に全部が重くなる。
洗濯物も、食事の準備も、シャワーも。
頭では「やらなきゃ」と思っているのに、体が言うことを聞かない。
怠けているように見えるかもしれない。
でも実際は、もう何も残っていないだけだった。
気を張る時間が長い人ほど、反動が来る
一日中、人に合わせて、空気を読んで、ミスしないように気をつける。
それを無意識でやっている人は多い。
家は、唯一それをやめられる場所だ。
だから、崩れる。
それは弱さじゃなくて、反動だと思う。
その夜、何もできなかったとしても
結局その夜は、何も進まなかった。
最低限のことだけして、早く横になった。
「今日もダメだったな」と思いながら。
でも、外でちゃんと一日を終えて、
家まで帰ってきた。
それだけで、その日はもう十分だったのかもしれない。
置いていきたい言葉
家に帰って動けなくなる夜は、
頑張らなかった証拠じゃない。
むしろ、外で頑張っていた証拠だ。
今日は止まってしまってもいい。
また動ける日が来る。
今は、静かに休んでいい。
皆さんの毎日が少しでも明るくなりますように。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
