夜、机に向かっているのに、
まったく進まない。
スマホを見ているわけでもない。
サボっているつもりもない。
それなのに、頭だけが空回りしている。
「今日は集中力がないな」
そう判断して、そのまま自己嫌悪で一日を終える。
──でも、今ならはっきり言える。
あれは集中力の問題じゃなかった。
目次
集中できない原因は、もっと手前にあった
ある日、気づいたことがある。
集中できない日は、
だいたい「ちゃんと休めていない日」だった。
仕事中、ずっと気を張っていた日。
言葉を選び続けた日。
判断を間違えないよう、頭をフル回転させた日。
そういう日は、
家に帰ってもスイッチが切れない。
体は止まっているのに、
脳だけが立ち続けている感じ。
それを「集中できない」と呼んでいただけだった。
「頑張れば集中できる」は、逆だった
集中できないとき、
やりがちなのがこれ。
・姿勢を正す
・深呼吸する
・気合を入れ直す
でも正直、
効いた試しがなかった。
なぜなら、
その時の自分に足りなかったのは
努力じゃなくて、安心だったから。
頭は「安全」だと感じたときに静かになる
人の脳って、
安心して初めて、余計な思考を手放す。
逆に、
どこか不安定だと、
ずっと周囲を警戒し続ける。
実は、
夜に考え事が止まらない原因も、
ここにあった。
横になっているのに、
首や頭が落ち着かない。
ほんのわずかな違和感が、
「まだ起きていろ」と脳に伝えていた。
眠れた日と、眠れなかった日の決定的な違い
よく眠れた朝は、
特別なことをしていないのに、
集中が戻っている。
逆に、
寝たはずなのに疲れている朝は、
一日中、思考が散らかる。
この差を生んでいたのは、
睡眠時間じゃなかった。
眠る前に、どれだけ力を抜けたか。
それだけだった。
「考えなくていい状態」を、物理的につくる
考えるのをやめようとしても、
人はやめられない。
だから僕は、
考えなくてよくなる状態を
先につくることにした。
首と頭を、
ちゃんと預けられる場所を用意する。
「ここに任せていい」
そう感じられるだけで、
脳は驚くほど静かになる。
集中力は、
そこから自然に戻ってくる。
集中できないのは、怠けているからじゃない
もし今、
「集中できない自分」を責めているなら、
それは順番が逆かもしれない。
必要なのは、
もっと頑張ることじゃない。
安心して、力を抜ける場所。
僕がその感覚を取り戻せたきっかけについては、
別の記事にまとめている。
眠るためでも、
集中するためでもなく、
「ちゃんと休む」ための話だ。
必要な人には、
きっと刺さると思う。
これはCTAサンプルです。
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